紅蓮術士の昇天調整録:メインボード編
2011年7月19日 TCG全般 コメント (2)マジック2012の翌日から始まる日本選手権。
スタンダードに影響を与えそうなM12のカードは、基本セットよろしくあまり多くはない。そう、新規のカードは。
復権した王者であるヴァラクートに不屈の自然が入り、赤単を確実に強化するであろう、レガシーでも現役活動している渋面の溶岩使い…そして思案。
M10からの基本セット二度目の再録となる思案。このカードがスポイラーリストに載ると同時に、俺は赤昇天の構築を始めた。
4思案
4ギタクシア派の調査
4定業
4予感
4稲妻
4噴出の稲妻
4テゼレットの計略
4紅蓮術士の昇天
4マナ漏出
1思い起こし
12島
7山
4沸騰する小湖
最もオーソドックスに組んだ…はずだったのだが、絶望的にクリーチャーデッキに弱かった。テゼレットの計略を2ペイで打つと負ける。
ヴァラクートにもそんなに強くないし…これはまずい。
というわけでテゼレットの計略のスペースのカードを探し始めた。
・乱動への突入
キックすると四マナと重く、最も想定しなければならないヴァラクートにあまり強くない。赤単にも有効なカードとは言えない。
が、予感を打って後から対処しにくいものに対応できるのは良い。刃砦の英雄がその筆頭である。
・先読み
思案が入ったことにより一度抜けたこのカードを再び投入してみたのだが、一マナのカードより弱い二マナのカードに存在意義はなかった。
ビートダウンにはもちろん強くない。
この最後のスロットがずっと決まらず、しばらく俺は上記の乱動への突入にして、しばらく一人回しをしていた。
そのうち、初手に赤昇天がない状況や、思案や定業で引くことが出来ない時に、安全に予感を打つことこそが最も重要だということに気付いた。
乱動への突入では駄目だ。このカードは二マナではなく四マナであり、それは予感を打つタイミングとかぶることになる。
このデッキに必要なのは、ライフを損失して二枚引く呪文でも、四マナ払えばカードが引けるバウンスでもなく、安心な四ターン目を迎えられるカードだった。
4思案
4定業
4ギタクシア派の調査
4マナ漏出
4予感
4紅蓮術士の昇天
4稲妻
4噴出の稲妻
4よろめきショック
1乱動への突入
11島
8山
4沸騰する小湖
よろめきショックはビートダウンに対して素晴らしいカードだ。
赤単に対しては一枚でゴブリンの先達と渋面の溶岩使いの両方を除去できるだけでなく、うっかり通った槌のコスもうち落とすことができる。
また、デッキ内の火力量が跳ね上がったことにより、昇天を達成してからのスピードが上がり、ヴァラクートにもなんとか間に合うほどになった。
事実、AKKAが赤昇天を回していたときは、このレシピと一枚違いだったものの、ヴァラクート側が圧勝するということはなかった。
一枚のスロットには乱動への突入が入っているが、これは神聖な力戦をサイドボードや、たまにはメインボードですら見るようになったからだ。
神聖な力線は言うまでもなくヴァラクートメタの最筆頭であり、事実白の中では一番強力なのは間違いないのだが、あくまでもそれはコントロールに限った話だ。
ビートダウンの場合、ヴァラクート側はそもそも本体を狙う必要はない。ヴァラクートで場をコントロールしきって、ゼンディカーの報復者やワームとぐろエンジンで殴るだけで良い。
コントロールの場合は、神の怒りや忘却の輪で、ヴァラクート以外の勝ち手段を奪うことが出来る。だからこそ神聖の力線はコントロールで使わなければ、そもそもヴァラクート対策にならないのだ。
以上のことをふまえ、クラシックな青白コントロールが神聖な力線を採用することは考えられるが、これは言い換えれば、神聖の力線を張られた場合、ゲームは必ず長期戦となる、ということだ。
であれば、昇天のクエストを達成した後、恐ろしい勢いでライブラリーを掘り進め、乱動への突入を引きに行く時間は十二分にあるだろう。
次回、サイドボード編へ続く。
まあ結果的には何の変哲もないレシピだったw
スタンダードに影響を与えそうなM12のカードは、基本セットよろしくあまり多くはない。そう、新規のカードは。
復権した王者であるヴァラクートに不屈の自然が入り、赤単を確実に強化するであろう、レガシーでも現役活動している渋面の溶岩使い…そして思案。
M10からの基本セット二度目の再録となる思案。このカードがスポイラーリストに載ると同時に、俺は赤昇天の構築を始めた。
4思案
4ギタクシア派の調査
4定業
4予感
4稲妻
4噴出の稲妻
4テゼレットの計略
4紅蓮術士の昇天
4マナ漏出
1思い起こし
12島
7山
4沸騰する小湖
最もオーソドックスに組んだ…はずだったのだが、絶望的にクリーチャーデッキに弱かった。テゼレットの計略を2ペイで打つと負ける。
ヴァラクートにもそんなに強くないし…これはまずい。
というわけでテゼレットの計略のスペースのカードを探し始めた。
・乱動への突入
キックすると四マナと重く、最も想定しなければならないヴァラクートにあまり強くない。赤単にも有効なカードとは言えない。
が、予感を打って後から対処しにくいものに対応できるのは良い。刃砦の英雄がその筆頭である。
・先読み
思案が入ったことにより一度抜けたこのカードを再び投入してみたのだが、一マナのカードより弱い二マナのカードに存在意義はなかった。
ビートダウンにはもちろん強くない。
この最後のスロットがずっと決まらず、しばらく俺は上記の乱動への突入にして、しばらく一人回しをしていた。
そのうち、初手に赤昇天がない状況や、思案や定業で引くことが出来ない時に、安全に予感を打つことこそが最も重要だということに気付いた。
乱動への突入では駄目だ。このカードは二マナではなく四マナであり、それは予感を打つタイミングとかぶることになる。
このデッキに必要なのは、ライフを損失して二枚引く呪文でも、四マナ払えばカードが引けるバウンスでもなく、安心な四ターン目を迎えられるカードだった。
4思案
4定業
4ギタクシア派の調査
4マナ漏出
4予感
4紅蓮術士の昇天
4稲妻
4噴出の稲妻
4よろめきショック
1乱動への突入
11島
8山
4沸騰する小湖
よろめきショックはビートダウンに対して素晴らしいカードだ。
赤単に対しては一枚でゴブリンの先達と渋面の溶岩使いの両方を除去できるだけでなく、うっかり通った槌のコスもうち落とすことができる。
また、デッキ内の火力量が跳ね上がったことにより、昇天を達成してからのスピードが上がり、ヴァラクートにもなんとか間に合うほどになった。
事実、AKKAが赤昇天を回していたときは、このレシピと一枚違いだったものの、ヴァラクート側が圧勝するということはなかった。
一枚のスロットには乱動への突入が入っているが、これは神聖な力戦をサイドボードや、たまにはメインボードですら見るようになったからだ。
神聖な力線は言うまでもなくヴァラクートメタの最筆頭であり、事実白の中では一番強力なのは間違いないのだが、あくまでもそれはコントロールに限った話だ。
ビートダウンの場合、ヴァラクート側はそもそも本体を狙う必要はない。ヴァラクートで場をコントロールしきって、ゼンディカーの報復者やワームとぐろエンジンで殴るだけで良い。
コントロールの場合は、神の怒りや忘却の輪で、ヴァラクート以外の勝ち手段を奪うことが出来る。だからこそ神聖の力線はコントロールで使わなければ、そもそもヴァラクート対策にならないのだ。
以上のことをふまえ、クラシックな青白コントロールが神聖な力線を採用することは考えられるが、これは言い換えれば、神聖の力線を張られた場合、ゲームは必ず長期戦となる、ということだ。
であれば、昇天のクエストを達成した後、恐ろしい勢いでライブラリーを掘り進め、乱動への突入を引きに行く時間は十二分にあるだろう。
次回、サイドボード編へ続く。
まあ結果的には何の変哲もないレシピだったw
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