ドレッジヴァインと僕

2011年4月9日 TCG全般コメント (1)

4極楽鳥
4羽ばたき飛行機械
4面晶体のカニ
4獣相のシャーマン
4戦隊の鷹
4石鍛冶の神秘家
4復讐蔦
2飛び地の暗号術士
1森のレインジャー
1失われた真実のスフィンクス
1粗石の魔道士
3骨溜め
1肉体と精神の剣
4金属海の沿岸
4剃刀境の茂み
4霧深い雨林
4森
2島
1平地
2天界の列柱
1新緑の地下墓地
1活発な野生林

4統一された意思
3未達への旅
3屈折の罠
2静寂の守り手、リンヴァーラ
1太陽破の天使
1迫撃鞘
1天界の列柱

先週とほぼ同じ。

この数年、様々なドレッジが、世に生まれては消えた。
本家ドレッジは、その独特の動きと、メタられなかった時の圧倒的なスピードから、エクステンデッド、レガシーですら人気をはくした。墓地をこやすことを目指したデッキをドレッジと呼ぶことが、当たり前となるほどに。
ゴルガリの墓トロールを含めたた発掘を持つカードがスタンダードから落ちて以降、色々なドレッジが誕生した。
溺れる者の信徒、奇声スリヴァーと言った、リミテッドでも使用を躊躇う生物をふんだんに使った、信徒ドレッジ。
アガディームの墓所で大量にマナを出し、墓地の蘇生クリーチャーを一瞬で並べる、アガディームドレッジ。
復讐蔦、獣相のシャーマン、絞り取る悪魔を主軸に据えた、アガディームの墓所いらずの蘇生デッキ。

どのデッキにも、多くの弱点が内包していた。
ドレッジは、墓地で力を発揮するカードが多く、それゆえに、引いてはいけないカード、引いても仕方ないカードが多々存在する。個々のカードパワーが低いせいだ。
アガディームドレッジにいたっては、キーカードが土地であるため、地盤の際というカードが生まれた瞬間、消えた。

さて、少し話が逸れたが、今回のドレッジヴァインは、今までのドレッジとは一味違う。

引いて弱いカードがほとんどない！
スタンダードで大人気の戦隊の鷹、石鍛冶の神秘家はもちろん、復讐蔦、獣相のシャーマン…どこも強力だ。羽ばたき飛行機械のカードパワーに疑問を持つのは当然だが、この0/2飛行は、カウブレードにとても強い。マジでシャレにならない。

フライデー。

緑単エルフ◯◯
ヴァラクート×◯◯
カウブレード◯◯

このデッキはカウブレードに強い。獣相のシャーマンが触られづらいだけでなく、骨溜めがとても強力だ。

このデッキの素晴らしさで、もう一つ言っておかなければならないことがある。それが骨溜めだ。
骨溜めはサーチできるルアゴイフで、除去られても場に残り、鷹や羽ばたき飛行機械につけば、それだけで勝てる。
面晶体のカニは、復讐蔦を落とす手段としてのみなら採用に値しない。事実、獣相のシャーマンと絞り取る悪魔のドレッジヴァインでは、採られていないこともあった。
が、骨溜めがあるなら別だ。霧深い雨林でも置こうものなら、六枚ライブラリーを削ることができ、何枚かは骨を溜めるだろう。

最後の一押しというには十分過ぎる武器を手に入れたドレッジヴァイン、スタンダードがつまらなくなった人にオススメ。