Pokemon×Magic杯 カバレッジ
2010年9月14日 読書 コメント (2) Pokemon×Magic杯決勝
WinterOrzVSましろ
スイスドロー五回戦を勝ち抜き、準決勝も白星を飾り、優勝を賭けて最後の戦いに挑む二人は、優勝候補最筆頭であろうと誰もが思っていたポケモン巧者同士の対決となった。
WinterOrzのポケモン
ラティアス・ハッサム・サンダー・ギャラドス・ガブリアス・ソーナンス
ましろのポケモン
マンムー・ハピナス・スイクン・ガブリアス・ゴウカザル・ロトム(カットフォルム)
という両陣営。筆者はWinterOrz視点で、この戦いをお届けする。
「もう何回もまっきーとはやってるから」
そう言いながらOrzは、三匹の選出を始める。
まずこの陣営を見て、ギャラドスの選出をすぐに決める。ちなみにOrzのギャラドスは、テンプレである「りゅうのまい、たきのぼり、じしん、ちょうはつ」とは大きく異なる、身代わり・食べ残し型である。
通常の型と大きく異なるこのギャラドスは、ましろのポケモンたちの中の、ガブリアス以外には強いと言う。ハピナスは10万ボルトを持っている可能性はあるが――Orzは前述したとおり、何度もましろのハピナスを見てきて、ほぼ型を知っている。そしてギャラドスを、ハピナス相手に出していけると判断したのだ。
逆にハッサムは、役に立つ相手がほとんどいないということで見切りをつけ、サンダーもでんじはを打てる相手が多くなく、こちらも活躍の機会が多くないであろうということで、Orzはまずこの二体を決勝を戦うポケモンから除外した。
ギャラドスの次にOrzが選出を確定させたのは、ラティアスだった。
地力の高さに加え、ましろのポケモンのほとんどに優位に立てるということで比較的すぐに決まった二匹目だったが、三匹目をガブリアスにするか、ソーナンスにするかでOrzはかなり悩む。
「相手はラティの怖さを知ってるから、ほぼ間違いなくハピナスが出てくる」
ガブリアスはこだわりハチマキを巻いた超高火力であり、ハピナスに対して出すには悪くないようには思える。そしてソーナンスもハピナス相手に出してしまえばほぼ勝ちが確定するだろうし、筆者としては厳しそうには思えなかった。
が、Orzは敵のハピナスの技にどくどくがあることを口にした。
「前にどくどくを見たからおそらく入ってるだろう。そうなるとソーナンスは少し厳しい…本当はソーナンスにしたいけど」
ガブリアスはあまり選びたくないという。その理由を聞くと、やはり今までのましろとの対戦で得た経験だった。
「これとまったく同じガブリアスでロトムと打ち合ったんだけど、鬼火→いたみわけで突破されたんだよね」
つまりソーナンスはロトムに対してもハピナスに対しても活躍が見込めるが、ガブリアスはハピナスには勝てるがロトムには厳しい。だから選ぶならばソーナンスがいいとOrzは最初は考えたようだ。が、ハピナスにはどくどくがある――可能性が強い。
悩みに悩み、結局Orzは運命の最後の一枠を、文句なく最強のポケモンの一匹であるガブリアスに託すことに。
そしてここで重要となる先発選びにまた時間がかかる――と思いきや、Orzはあっさりとギャラドスを選択した。
相手の先発で来る可能性のあるガブリアスにいかくを入れることができ、スイクンに対しては食べ残し身代わり型で有利、そして相手の先発がマンムーであると予想したという。
対戦相手のメンバーについて聞いてみると、まず先ほども話題に上がったラティアス対策としてハピナスが入り、マンムーが後に続くのでは、と読みに自信がありそうな面持ちで答えが返ってきた。が、ましろの三匹目をガブリアスと言ったときはかなり迷っているようで、どこかそうであってくれと言っているように思えた。
それでも満足のいく選出は出来たといった様子で、対戦テーブルへと腰を下ろす。そしてギャラドス、ラティアス、ガブリアスの順番の画面をタッチし―
決勝戦は静かに、だがおびただしい熱気で幕を開けた。
Orzの先発ギャラドスに対し、ましろはロトム。この時Orzは動揺したかもしれないが、ギャラドスが先手で築いた身代わりがロトムのおにびをかき消したことで、「よっしゃ」と一言。続いてのりゅうのまいで赤いギャラドスがより凶悪なポケモンへと成長するのだが、身代わりは六十万ボルトによって破壊される。
さて、せっかく舞うことの出来たギャラドスだが、ロトムにはその凶悪さを見せ付けられない。一撃で目の前の電気の霊を葬らなければ、確実に六倍の十万ボルトによってギャラドスは瀕死になる。Orzは再び身代わりを使用し様子見をすることとし、ロトムの十万ボルトがまた亡骸を増やし、ギャラドスのHPがじわじわと減るだけの一ターンとなった。
ここでOrzはギャラドスからガブリアスへと交代することを選択。ましろのロトムが再び放った十万ボルトは、ご存知のとおりガブリアスにはまったく効果がない。これで戦いはほぼ振り出しに。
唐突に、Orzがゲーム開始前に言っていた「ガブリアスがロトムにタイマンで負けた」ということをここで筆者は思い出した。Orzも当然、それを失念しているわけがない。覚悟の上の交代なのだろう。
ガブリアスのげきりんはロトムのヒットポイントをゲージが黄色くなるまで減らすが死亡にはいたらず、予定調和的におにびが飛んでくるが――このおにびが何と外れる。これにはギャラリーからも、ため息とも驚きとも取れる声が。
こだわりハチマキとげきりんによってボタンを押す権利さえないOrzはその高い知性を生かす一手を打てなかったが、それでもガブリアスは、慌てて交代で登場したマンムーに、強烈な一撃をお見舞いした。そしてここでガブリアスが暴れまわった代償で混乱したことによって、Orzは考えることを許された。
長考。何度か控えのポケモンを見据えつつ、Orzは現役東大生の頭脳をフル回転させていく。そして選んだのは、五十パーセントに賭けたげきりんだった。
だがげきりんは失敗し、ガブリアスは強烈な二発のツケを、自らに払うことになる。そしてまだツケは残っているとばかりに、マンムーからのがむしゃら。そして次ターンでのこおりのつぶてにより、ガブリアスは戦場から姿を消す。
ガブリアスの仇をとるべく現れたのはギャラドス。既に死に掛けとなっているマンムーを瀕死に追い込むのは非常に簡単なことである――が、Orzはマンムーが死に際の悪あがきとしてこおりのつぶてを放ってくることを読みきり、ここで身代わりを選択する。結果、次ターンで身代わりを残した状態でこのマンムーを地震で撃破した。
そして現れたのはロトム。先発同士の両ポケモンがここで向き合うが、状況はまったく違う。ロトムとギャラドスがお互いに傷を負っているのは共通しているが、ギャラドスにはその身を削って作り出した身代わりがある。
この身代わりを生かし、まずギャラドスが舞う。すかさず身代わりを十万ボルトが破壊し――Orzは、ここで止まった。
ここでのOrzの長考に驚いたのは対戦していたましろだった。そして紙になにやら計算式を書き込んでいるところを見て、ましろは思いついたように言った。
「たきのぼりが…ない?」
そう、Orzのギャラドスはたきのぼりのスペースの技がこおりのキバなのだ。Orzが計算していたのは、攻撃力が一段階上がったギャラドスのこおりのキバが、ロトムに反撃をさせないまま瀕死状態に追い込むことができるか、ということだった。
結果としてOrzはギャラドスをラティアスに交代させることを選んだ。ロトムはまだ二体目であり、控えているポケモンはハピナスであると読みきっている。そのハピナスに勝つには、ギャラドスしかないとOrzは考えているのだろう。
ラティアスはギャラドスの代わりにロトムの十万ボルトを喰らう。が、ここで両者にとって予想外の事態が起きた。この十万ボルトによってラティアスが麻痺してしまったのだ。
次の一手はお互いに交代。Orzは相手が交代してくることを読み、ラティアスからギャラドスへ。そしてロトムはハピナスと入れ替わった。そう、Orzの予想通り。
そしてここでギャラドスは三度目の舞いを行う――が、この瞬間にましろから「よし」と言う声が上がる。今度はましろの予想通り。そしてギャラドスが舞い終わる前に、Orzは次に起こることが何かを悟った。
すなわち、ハピナスによる十万ボルトである。
三度舞った青き――否、赤き竜は地に落ち、異なる赤い竜が現れる。そしてその赤い竜に発射されるれいとうビームが、Orzの勝利への道を駆ける足もろともラティアスを凍りつかせてしまったのだった。
第一回Pokemon×Magic杯優勝は、ましろことまっきぃ!
が、試合が終わるとすぐに反省会を始めるOrz。来週にはもう新しいポケモンシリーズが発売され、この環境は終幕を迎えるというのに、勝てる立ち回りを必死に模索する。勝者を称える声の中、はっきりと筆者にはOrzの悔しさが伝わってきた。
「こおりのキバに賭けるしかなかった…」
とOrz。
ロトムに対してガブリアスで交換したときのことである。勝利するには、こおりのキバでロトムを氷付けかひるみ状態にし、そのまま交代させるか撃破する、という勝ち筋の薄い方法しかなかったという。
そして十万ボルト、冷凍ビームと放ってきたハピナスに、Orzが技構成を聞くと……
「れいとうビーム、かえんほうしゃ、10まんボルト、タマゴうみです」
「どくどくないの!?前あったよね!?」
「ああ、それ別のハピナスです」
ましろの完勝だった。
数ヵ月後、今度はポケットモンスターブラック・ホワイトでの対戦が行われるであろうPokemon×Magic杯。7-0という全勝優勝のましろを止めるために、ポケモンをもっと大人数で楽しむために、次は更なる大人数でこの大会が開けることを期待している――と、きっと主催のヰチなら言ってくれるであろうことを祈っている。
WinterOrzVSましろ
スイスドロー五回戦を勝ち抜き、準決勝も白星を飾り、優勝を賭けて最後の戦いに挑む二人は、優勝候補最筆頭であろうと誰もが思っていたポケモン巧者同士の対決となった。
WinterOrzのポケモン
ラティアス・ハッサム・サンダー・ギャラドス・ガブリアス・ソーナンス
ましろのポケモン
マンムー・ハピナス・スイクン・ガブリアス・ゴウカザル・ロトム(カットフォルム)
という両陣営。筆者はWinterOrz視点で、この戦いをお届けする。
「もう何回もまっきーとはやってるから」
そう言いながらOrzは、三匹の選出を始める。
まずこの陣営を見て、ギャラドスの選出をすぐに決める。ちなみにOrzのギャラドスは、テンプレである「りゅうのまい、たきのぼり、じしん、ちょうはつ」とは大きく異なる、身代わり・食べ残し型である。
通常の型と大きく異なるこのギャラドスは、ましろのポケモンたちの中の、ガブリアス以外には強いと言う。ハピナスは10万ボルトを持っている可能性はあるが――Orzは前述したとおり、何度もましろのハピナスを見てきて、ほぼ型を知っている。そしてギャラドスを、ハピナス相手に出していけると判断したのだ。
逆にハッサムは、役に立つ相手がほとんどいないということで見切りをつけ、サンダーもでんじはを打てる相手が多くなく、こちらも活躍の機会が多くないであろうということで、Orzはまずこの二体を決勝を戦うポケモンから除外した。
ギャラドスの次にOrzが選出を確定させたのは、ラティアスだった。
地力の高さに加え、ましろのポケモンのほとんどに優位に立てるということで比較的すぐに決まった二匹目だったが、三匹目をガブリアスにするか、ソーナンスにするかでOrzはかなり悩む。
「相手はラティの怖さを知ってるから、ほぼ間違いなくハピナスが出てくる」
ガブリアスはこだわりハチマキを巻いた超高火力であり、ハピナスに対して出すには悪くないようには思える。そしてソーナンスもハピナス相手に出してしまえばほぼ勝ちが確定するだろうし、筆者としては厳しそうには思えなかった。
が、Orzは敵のハピナスの技にどくどくがあることを口にした。
「前にどくどくを見たからおそらく入ってるだろう。そうなるとソーナンスは少し厳しい…本当はソーナンスにしたいけど」
ガブリアスはあまり選びたくないという。その理由を聞くと、やはり今までのましろとの対戦で得た経験だった。
「これとまったく同じガブリアスでロトムと打ち合ったんだけど、鬼火→いたみわけで突破されたんだよね」
つまりソーナンスはロトムに対してもハピナスに対しても活躍が見込めるが、ガブリアスはハピナスには勝てるがロトムには厳しい。だから選ぶならばソーナンスがいいとOrzは最初は考えたようだ。が、ハピナスにはどくどくがある――可能性が強い。
悩みに悩み、結局Orzは運命の最後の一枠を、文句なく最強のポケモンの一匹であるガブリアスに託すことに。
そしてここで重要となる先発選びにまた時間がかかる――と思いきや、Orzはあっさりとギャラドスを選択した。
相手の先発で来る可能性のあるガブリアスにいかくを入れることができ、スイクンに対しては食べ残し身代わり型で有利、そして相手の先発がマンムーであると予想したという。
対戦相手のメンバーについて聞いてみると、まず先ほども話題に上がったラティアス対策としてハピナスが入り、マンムーが後に続くのでは、と読みに自信がありそうな面持ちで答えが返ってきた。が、ましろの三匹目をガブリアスと言ったときはかなり迷っているようで、どこかそうであってくれと言っているように思えた。
それでも満足のいく選出は出来たといった様子で、対戦テーブルへと腰を下ろす。そしてギャラドス、ラティアス、ガブリアスの順番の画面をタッチし―
決勝戦は静かに、だがおびただしい熱気で幕を開けた。
Orzの先発ギャラドスに対し、ましろはロトム。この時Orzは動揺したかもしれないが、ギャラドスが先手で築いた身代わりがロトムのおにびをかき消したことで、「よっしゃ」と一言。続いてのりゅうのまいで赤いギャラドスがより凶悪なポケモンへと成長するのだが、身代わりは六十万ボルトによって破壊される。
さて、せっかく舞うことの出来たギャラドスだが、ロトムにはその凶悪さを見せ付けられない。一撃で目の前の電気の霊を葬らなければ、確実に六倍の十万ボルトによってギャラドスは瀕死になる。Orzは再び身代わりを使用し様子見をすることとし、ロトムの十万ボルトがまた亡骸を増やし、ギャラドスのHPがじわじわと減るだけの一ターンとなった。
ここでOrzはギャラドスからガブリアスへと交代することを選択。ましろのロトムが再び放った十万ボルトは、ご存知のとおりガブリアスにはまったく効果がない。これで戦いはほぼ振り出しに。
唐突に、Orzがゲーム開始前に言っていた「ガブリアスがロトムにタイマンで負けた」ということをここで筆者は思い出した。Orzも当然、それを失念しているわけがない。覚悟の上の交代なのだろう。
ガブリアスのげきりんはロトムのヒットポイントをゲージが黄色くなるまで減らすが死亡にはいたらず、予定調和的におにびが飛んでくるが――このおにびが何と外れる。これにはギャラリーからも、ため息とも驚きとも取れる声が。
こだわりハチマキとげきりんによってボタンを押す権利さえないOrzはその高い知性を生かす一手を打てなかったが、それでもガブリアスは、慌てて交代で登場したマンムーに、強烈な一撃をお見舞いした。そしてここでガブリアスが暴れまわった代償で混乱したことによって、Orzは考えることを許された。
長考。何度か控えのポケモンを見据えつつ、Orzは現役東大生の頭脳をフル回転させていく。そして選んだのは、五十パーセントに賭けたげきりんだった。
だがげきりんは失敗し、ガブリアスは強烈な二発のツケを、自らに払うことになる。そしてまだツケは残っているとばかりに、マンムーからのがむしゃら。そして次ターンでのこおりのつぶてにより、ガブリアスは戦場から姿を消す。
ガブリアスの仇をとるべく現れたのはギャラドス。既に死に掛けとなっているマンムーを瀕死に追い込むのは非常に簡単なことである――が、Orzはマンムーが死に際の悪あがきとしてこおりのつぶてを放ってくることを読みきり、ここで身代わりを選択する。結果、次ターンで身代わりを残した状態でこのマンムーを地震で撃破した。
そして現れたのはロトム。先発同士の両ポケモンがここで向き合うが、状況はまったく違う。ロトムとギャラドスがお互いに傷を負っているのは共通しているが、ギャラドスにはその身を削って作り出した身代わりがある。
この身代わりを生かし、まずギャラドスが舞う。すかさず身代わりを十万ボルトが破壊し――Orzは、ここで止まった。
ここでのOrzの長考に驚いたのは対戦していたましろだった。そして紙になにやら計算式を書き込んでいるところを見て、ましろは思いついたように言った。
「たきのぼりが…ない?」
そう、Orzのギャラドスはたきのぼりのスペースの技がこおりのキバなのだ。Orzが計算していたのは、攻撃力が一段階上がったギャラドスのこおりのキバが、ロトムに反撃をさせないまま瀕死状態に追い込むことができるか、ということだった。
結果としてOrzはギャラドスをラティアスに交代させることを選んだ。ロトムはまだ二体目であり、控えているポケモンはハピナスであると読みきっている。そのハピナスに勝つには、ギャラドスしかないとOrzは考えているのだろう。
ラティアスはギャラドスの代わりにロトムの十万ボルトを喰らう。が、ここで両者にとって予想外の事態が起きた。この十万ボルトによってラティアスが麻痺してしまったのだ。
次の一手はお互いに交代。Orzは相手が交代してくることを読み、ラティアスからギャラドスへ。そしてロトムはハピナスと入れ替わった。そう、Orzの予想通り。
そしてここでギャラドスは三度目の舞いを行う――が、この瞬間にましろから「よし」と言う声が上がる。今度はましろの予想通り。そしてギャラドスが舞い終わる前に、Orzは次に起こることが何かを悟った。
すなわち、ハピナスによる十万ボルトである。
三度舞った青き――否、赤き竜は地に落ち、異なる赤い竜が現れる。そしてその赤い竜に発射されるれいとうビームが、Orzの勝利への道を駆ける足もろともラティアスを凍りつかせてしまったのだった。
第一回Pokemon×Magic杯優勝は、ましろことまっきぃ!
が、試合が終わるとすぐに反省会を始めるOrz。来週にはもう新しいポケモンシリーズが発売され、この環境は終幕を迎えるというのに、勝てる立ち回りを必死に模索する。勝者を称える声の中、はっきりと筆者にはOrzの悔しさが伝わってきた。
「こおりのキバに賭けるしかなかった…」
とOrz。
ロトムに対してガブリアスで交換したときのことである。勝利するには、こおりのキバでロトムを氷付けかひるみ状態にし、そのまま交代させるか撃破する、という勝ち筋の薄い方法しかなかったという。
そして十万ボルト、冷凍ビームと放ってきたハピナスに、Orzが技構成を聞くと……
「れいとうビーム、かえんほうしゃ、10まんボルト、タマゴうみです」
「どくどくないの!?前あったよね!?」
「ああ、それ別のハピナスです」
ましろの完勝だった。
数ヵ月後、今度はポケットモンスターブラック・ホワイトでの対戦が行われるであろうPokemon×Magic杯。7-0という全勝優勝のましろを止めるために、ポケモンをもっと大人数で楽しむために、次は更なる大人数でこの大会が開けることを期待している――と、きっと主催のヰチなら言ってくれるであろうことを祈っている。
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